なんでも村鉄道研究〜西日本鉄道8000形電車〜


1989年(平成元年)に西鉄の新たな看板特急車両として華々しくデビュー、2017年(平成29年)10月15日の「さよなら8000形ラストラン」の日までの28年間福岡(天神)〜大牟田の都市間輸送を担う一員として 日夜活躍し、筑紫路を駆け抜けた8000形の雄姿を「西鉄電車まつり」で撮影したものを中心にお届けしてまいります。
ごゆっくりご覧ください

今回は8000形最後の1編成である、8051編成を中心に撮影しております。
この編成は2014年(平成26年)に「太宰府観光列車旅人」として改造され、2017年9月16日まで活躍したのちに原色に戻され、最後の力走をした編成です。
6両固定編成で運用されてましたが、デビュー当時は、ひっ迫する通勤輸送を改善するため、将来的には8両編成での運用も想定されていた模様です。
←大牟田(8051-8052△-8053-8054△-8055-8056)福岡→ △印はパンタ位置 の編成順で上から順に紹介します。



8051-8052車


8053-8054車


8055-8056車

パンタグラフは下枠交差式を2基搭載しています。


台車は5000形とほぼ同一のKW-60A形・KW-61A形を採用していました。(写真はKW-60A型、KW-61A形は後日5000形にて撮影予定)

床下機器です。当時出始めであったVVVFインバータやチョッパ制御ではなく旧来の抵抗制御が採用されています。

8051・8056床下機器

8052・8054床下機器

8053・8055床下機器


座席は特急列車運用と通勤通学輸送をマルチにこなせるよう転換クロスシートが採用されいます。 座った感触も非常によく、特急列車としての格も兼ね備えた車両でした。 カーテンはロール式ではなく、横引き式を使う等非常に凝った作りです。28年たった今でも古さを感じさせません。

眺望性UPのため先頭車先頭席は席3列に対し大窓1枚、そのほかは2列に対し1枚という非常に大きな窓を採用し、展望にも優れています。


運転台と運転席
ワンハンドル式マスコンを採用。現代にも通じる機器装備です。



上質な接客設備、現代にも通じる運転機器装備を兼ね備えた8000形でしたが、デビューから28年530万キロ走った車両ということもあり、残念ながら鉄道車両としては短い人生に幕を下ろすこととなりました。
ここでは過去に運営管理人である私R.Iが撮影した、8000形の居る風景を収めておりますので、よろしければご覧ください。




8000形走行音(2015年収録久留米〜西鉄二日市間) 走行音


2015年に収録いたしました。15分の全力走行をお楽しみください。

ありがとう・・・さようなら・・・8000形!




熊本電鉄5000系


ここでは、東急東横線初代5000系(現・熊本電鉄5000系)にケロロ軍曹ラッピング電車について記述します。写真が多くない&下手ですがご容赦を……。
5000系 5000系
愛嬌のある青ガエル顔と1両単位での運転を行うための改造工事によって出来た「平面ガエル」
昔ながらの可愛らしい下膨れ顔で親しまれましたが、モノコックと言う車体構造上クーラー等が付けられず、大規模な改造も困難なのが世代交代を早めた原因です。
また、今では動かすために必要な、直角カルダン駆動の保守部品調達が困難なため、東急から、多くの地方私鉄に譲渡されましたが、熊電以外では可動状態では現存しません。
またクーラーがないため夏季は余り稼働していません。
5000系 5000系
       運転台と表札
5000系 5000系
車内と懐かしいつり革
渋谷109と言った東急時代の広告そのままです。

5000形の加速音

加速音
静かな環境での収録なのでくっきりとモーター音がわかります。


なんでも村鉄道研究〜広島電鉄650形被爆電車〜


今回は1945年8月6日(昭和20年)世界初の広島市原子爆弾投下により全損し、3編成が修復後再度復帰・営業運転している650形について詳しく見ていきましょう!

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左側:651形(現在の塗装) 右側:昭和20年代の塗装(RCCテレビ企画により復刻)


650形車内・運転台

653号車はRCCテレビ「被爆70年プロジェクト 未来へ」企画でモニターが積載されています


乗り口・製造銘板

今回の写真は広電千田車庫内で職員の方のご好意により撮影したものが多くあります。千田車庫職員の方、ありがとうございました。